EX-RS

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exterior-relief safety

聞くところによると、亜鉛と鉛は色が似ていることに加え酸化すると光沢が消失することから、「準ずる」という意味を持つ「亜」という言葉を鉛という文字にあてたということらしい。
つまり見た目や字面的には仲間のように思われるかも知れないが、実はかなり違いがある。

まず鉛は日本を含む世界中で今も深刻な中毒を伴う事件事故をおこしている重金属。そのためか 亜鉛めっき鉄筋をお客様にお薦めすると「亜鉛ですか、あの中毒なんかをおこす・・・」 と不安がられるお客様が実は結構いらっしゃる。
私はその度に「いえいえ、そうではありません」と お客様にご説明差上げている。

では、どこがどう違うか各種観点から説明すればきりがない。
そこで人体に対する安全性という観点のみから 端的に纏めるなら、「人体に害があるものが鉛。人体に必要(必須)なものが亜鉛」ということになるだろう。
但し一般に生体に有益な栄養素、薬、必須元素であっても、過剰に摂取すると有害になるが、亜鉛も同様である。 人体に必須な亜鉛は主にめっき材料として、自動車の塗装にも、ガードレールにも、電柱にも、また家の屋根や壁に ガルバリウム鋼板として等々、ごくごく市井の人々の身近にある。

つまり亜鉛めっき鉄筋は人体に対して高い安全性を持ち、その観点からは人が使用する建築物への使用の制限はない。 私事ではあるが、最近「オツムのてっぺん」辺りが少し寂しくなりかけてきた。一説には亜鉛はそういう症状にも良いとのこと。 そういうことで今日の晩飯は、亜鉛が豊富に含まれるとされる「牡蠣(カキ)」にでもしようか!

但しこれを読んだ同類諸兄。間違っても亜鉛めっき鉄筋を舐めぬよう・・・・トローチでないのだから。