EX-RS
exterior-relief safety
ブロック塀の強度・耐久性でとても大切なことは、鉄筋をいかに配筋して施工するかです。左記に関しては「建築基準法」で定められています。またコンクリートブロック塀設置基準ではより一層厳しい仕様で様々な条件に対応可能な参考基準を定めています。ただ、そこで使用している鉄筋は普通の鉄筋での施工を想定しています。ほとんどの外構業者やお客様は亜鉛めっき鉄筋の存在を知りません。建築基準法通りに施工したとしても、鉄筋の「サビ」に対するデメリットはそのままです。鉄筋を亜鉛めっき鉄筋に変えることで「鉄筋は錆びる」という最大のデメリットは軽減されるのです。
通常、鉄筋を野ざらしの状態で置くとすぐにサビが発生してしまいますが、EX-RSでは溶融亜鉛めっきの膜厚を表すJIS規格最高品質のHDZT-77を使用します。地域環境での違いはありますが、亜鉛めっきの腐食速度は1年間で1㎛(マイクロメートル)以下、HDZT-77のめっき膜厚が80㎛以上なので80年以上サビが発生しません。また溶融亜鉛めっき鉄筋では高い防食効果が期待されるので、鉄筋のサビによるブロック塀の崩壊は次世代まで防ぐことが可能です。
溶融亜鉛めっきは、亜鉛によって鉄の表面に皮膜を作り、鉄の表面が化学反応を起こさないように空気との接触を遮断することによってサビから鉄を守ります。ほかの表面処理法では得られない高い防食効果があり、鉄に対する最も優れた防錆法と評価されています。
めっき鉄筋は、通常の普通鉄筋と比べ、海塩粒子などの塩化物に対して、耐久性倍率が3~4倍向上するとの報告があります。
めっき鉄筋は、鉄よりも腐食電位が低い亜鉛と鉄・亜鉛合金属の強固な皮膜で覆われているため、犠牲防食作用が働き、塗膜を被覆させた鉄筋(以下エポキシ鉄筋)と異なり、皮膜の不具合で局部的に腐食することはほとんどありません。
めっき鉄筋は、耐加熱性に優れ、鉄筋が過熱されてもエポキシ鉄筋のように皮膜の軟化や炭化がなく、火災などの加熱によるコンクリートとの付着が低下するといったリスクを低減することができます。
めっき鉄筋は、一般的な普通鉄筋と同じ方法で取り扱うことができ、現場への輸送、現場施工中に皮膜を保護する特別な注意を必要としません。