EX-RS

EX-RS

exterior-relief safety

株式会社 傳來工房

取締役相談役
 橋本 昇 様

どんな素材にも、良い特性とそうでない特性があります。
特に金属は、それを認識して使用しないと本来求める目的が得られないことをご存知でしょうか。
私共の会社は、「ものづくり」として平安時代から京都の地で青銅(せいどう)という金属を使い仏具、仏像や代々作りつづけ、近年では皇居や重要文化財復元の仕事をしております。青銅は、金属の中でも特に立体造形物を作るには最適な素材です。しかしそのままでは表面の酸化が進み、少しづつ黒ずみながら経年変化が起こります。そして、その経年変化は、緑青(ろくしょう)として深みのある色として発色し同時に表面を保護します。
全国の名所に緑青色の銅像として見られたことが皆さんもあると思います。さて金属の中でも「鉄」は、圧倒的強度とローコストにより、私達の生活の中で身近なものとして多様なものに使われています。しかしご存知のように「鉄」という素材は、経年変化による錆び(さび)による劣化や汚れが悩ましく、必ず対応処理が求められます。
すなわち、「鉄」を素材のままで使用することは、避けなければならないと思います。


しかし、住まい関わる屋外のブロックの中の鉄筋が素材のままで使われていることを疑問に思われる人はほんの一部です。この鉄の酸化、劣化を防ぐ為に専門的になりますが「溶融亜鉛メッキ」という表面処理があり、重要な建造物の構造体には必ず使用されています。
今回、鉄筋コンクリート向けにつくられたEX-RSは、鉄筋にこの溶融亜鉛メッキ処理がされ、鉄筋の求められる強度を確保する上で弱点である酸化劣化を防ぐものとしては充分に納得するものであると思います。身近なブロック塀を設計施工する上で安心安全を考えられたこのEX-RSを使用される外構工事店様や工事会社様は、お客様の満足度を中長期的な視点で考えられた専門性の高い本物の工事企業だと感じます。